2015年01月09日

【違法品?】ヤフオク!プロダクトキーのみの販売 Windows/Officeなどマイクロソフト製品

ヤフオク!のPCソフトカテゴリで、取り分けWindowsおよびOffice製品のプロダクトキーがあり得ない安価で売られているのをご覧になったことがある人もいると思う。
msoffice2013auc.jpg
※19500円のものは正規品のようなのでモザイクをかけた
実は私も数年前に購入したことがあったのだが、最近ヤフオク!でのプロダクトキー販売が非常に増えたのでそれについて書いてみたい。
信じられないことに、未だに十分な情報がネットにさほど見つからない。何故、無法地帯と化しているのだろうか・・・

☆結局の所、正規品なのか?
結論から言えば、違法品である。
まず、ヤフオク!で販売されているプロダクトキーで、現品であるプロダクトキーラベルを郵送しないものは、そもそもプロダクトキーラベルがこの世に存在しない可能性が高い。
これらは、ほぼ間違いなく違法品。ヤフオク!で500円とか999円とかあり得ない価格で売られている大半はこれにあたると思われる。
なお、私が過去に購入したものに2種類あって、@1つに中国からメディア付きで販売されたもの、Aヤフオク!の取引ナビでプロダクトキーとダウンロード先を案内されたものの2種類。
@については、必ずしも違法品とは断言しがたいが、Aについてはほぼ間違いなく違法品と思われる。
その他、B企業がボリュームライセンスで契約している場合に「余ったライセンス」を横流ししていると考えられるケース、C中国語版Windows/Officeのプロダクトキーを販売し、日本語版Windows/Officeのメディアのisoイメージをネット上で配布し、差額を利益にしているケース。

Office買うなら正規品


☆中国から郵送される商品とはどのようなもの?
これは少なからず、2つの可能性がある。
@正規品のうち中国に何らかの理由で流れた「正規品」の横流し品、商品自体は「正規品」、流通経路不明のもの
企業はDELLなどから時に千台単位、数百台単位でコンピュータを購入することがある。その際、大きな企業では技術管理者がボリュームライセンス版のWindows/Officeを一括インストールするが、その場合に元々コンピュータに付属するOEMDSP版となるライセンスが余り、それが横流しされるケース。或いは、横流しを意図して契約した日本語版のWindows/Officeのボリュームライセンスを大量に購入して、それをヤフオク!でちまちま転売している可能性。
詳しいことが不明だが、どういうわけか中国に流れている。どうやら、私が過去に購入した中国版はこれで、商品自体は正規品のように見える。なお、商品のアクティベーション(認証)も正常に行えるようだ。
A言うまでも無い海賊版
これは後述するが、コピーしたDVDのソフトウェアとキージェネレータ(keygen)で生成されたプロダクトキーを印刷して貼り付けた違法品のばあい。
B企業の余ったボリュームライセンス
ボリュームライセンスの場合、一つのプロダクトキーで設定した回数までは認証が行える。しかし、認証制限があるために一度使用したライセンスは制限を超えればもう使用できなくなる。従って再認証は行えない場合がある。
ボリュームライセンスについて、マイクロソフトの規約を見てないので詳しく言えないが、恐らく業務に関わる事情を思慮して、必ずしも同一箇所で同一プロダクトキーにより認証されたPCを使わなければいけないということはないだろう。別の支店などの場合もあろうし、協力会社に依頼するケースも考えられる。
これは結構可能性としては有力だ。
C正規の中国語版Windows/Officeのプロダクトキー
どうも、他の地域向けのプロダクトキーを使用して認証する行為自体、グレーゾーンのようだ。ただし、マイクロソフトはこの行為をライセンス規約では禁じているので、民事上の責任は生じる。
しかし、これでマージンを得るにしても1000円などでは商売にはならず、可能性としては低いのかも知れない。





☆ヤフオク!に出回っている格安プロダクトキーの大半は違法品?
推測の域を出ないが、恐らく違法品である。
先に海賊版についてキージェネレータという言葉を出したが、これらを使用して生成されたキーである。
msoffice2010keigen.png
ヤフオク!で販売されているプロダクトキーの大半は、以下のような謳い文句を書いている。
・新規インストール・アップデート可能
・インターネット、電話認証(アクティベーション)可能
・更新プログラム適用(Windows Update)可能
・再インストール可能

大層なことが書かれているようで、これらは当たり前のことだ。
出来ないのは不良品で、販売される以上はこんなことは出来て当然なのだ。
それを謳い文句にするということは、「違法品では無いんだよ」と違法品販売者が主張しているだけにしか聞こえない。
さて、私が過去に購入した2つのうち、もう一つがこれに当たると思われる。
落札して取引ナビを確認して驚かされたのが、双方一切の所在確認無し、入金後に知らされたのは取引ナビ上に直接打ち込まれたプロダクトキー、およびYahoo!ボックス上にアップロードされたWindows8.1のisoイメージである。
おおよそ、正規品を販売しているのにソフトをYahoo!ボックスにアップロードし、プロダクトキーラベル無し、相手の所在不明でキーを取引ナビで送りつけるような商法がマトモなわけがない。


☆「再インストール可能」と謳っておきつつも、「再認証」出来ない
これはすり替え論法だ。
実は再インストール出来ない。彼らの言う「再インストール可能」とは、認証後の状態をバックアップして、後で復元(リカバリ)した場合のことだ。
なお、マイクロソフトの商品はハード構成を変えると再認証が必要となる場合がある。この再認証が行えないのは、全て違法品である。
つまり、ハード構成を変えると以下の画面のようになり、再度プロダクトキーを入手しなければならなくなる。
msoffice2010actfail.jpg

☆一度目は認証出来るのに、再認証が出来ないのは何故か?
マイクロソフト製品は、ボリュームライセンスなど一部を除き、原則プロダクトキーを1ライセンスに対して1つ与えている。しかしマイクロソフトのプロダクトキーはある一定の規則に基づいて生成されており、キージェネレータは対象ソフトをリバースエンジニアリング等の手法でその規則を調べたものを生成するように作られている。
なお、リバースエンジニアリング自体は違法行為ではなく、ソフトウェア業界では広く使われている手法だ(2012年の著作権法改正により、リバースエンジニアリングに限らず「技術的保護手段」を施されたコンテンツの複製を目的とする技術を使用する、助長する行為は違法となる)。
マイクロソフトの場合、キーの生成をソフト側アルゴリズムに委ね、認証コードの送受信までが可能となっていることが要因のようだ。おそらくは、プロダクトキーは最初の認証が通った後にチェックされ、不当なプロダクトキーをデータベースに登録しているのだろう、そのため再認証はデータベースに登録された不当プロダクトキーに該当して再認証に失敗してしまうと思われる。たぶんボリュームライセンスなど一概に全てのキーを登録制に出来ないという理由があるからこのようにしているのではないかと思う。
なので、コンプライアンス意識の低い会社なら、ボリュームライセンスで多少多めに購入しているライセンスを横流し、転売する可能性も有り得る。余っている分を遊ばせておくのは会社としては経費が無駄にもなる。また、通常ライセンスに比べてボリュームライセンスは1ライセンス当たりの価格は圧倒的に安価であるから、その差額で商売しようとすれば出来るかも知れない。
興味深い情報に、このようなものもあるので参考にされるとよいかもしれない。
Q ボリュームライセンスのプロダクトキーについて

☆どう見ても怪しい出品者なのに評価が非常に良いのは何故?
これは、落札後に行われる巧妙なやり口である。
一例を挙げると、「『非常に良い』の評価をつけて、客が来るようなコメントを書いてくれたら何かあげますよ」などという手口がある。
つまり、何かを貰いたいが為に落札者は悪い評価を入れられない、そのように仕向けて、ステルスマーケティングのようなことをさせ、落札者にその片棒を担がせるというわけだ。
他にも似たような手段があるようだが、怪しい出品者なのに評価が極端に良い場合、この可能性を疑った方が良い。

☆諸悪の根源は何?
もとをたどれば、キージェネレータやクラッキングツール類の存在であるが、寧ろ作る側よりもそうしたツールを使うスクリプトキディと揶揄される者による軽率で安易なビジネスでは無いかと思う。
当然と言えば当然なのだが、キージェネレータやクラッキングツールはその性質から、違法性のいかんはともかく利用者に利便性がある機能を提供する。しかし、それに伴って付けいる隙もあるわけで、概ねアンチウィルス(ウィルス駆除ソフト)ではマルウェアと定義づけているが、それによってウィルスやトロイの木馬、ワームと言ったものによってOSが汚染されたり、情報を詐取されてしまう可能性がある。
マイクロソフト製品に不満があるなど、アンチテーゼは多く存在するのは確かだが、個人情報やクレジットカード情報を漏洩したりしないためにも、確実にアップデートパッチ適用やハード交換にも対応出来るようにするためにも、また法令遵守の観点からも正規ソフトを使うべきである。

☆余談、違法性について
まずプロダクトキーが仮に正規品であったとしても、プロダクトキーの単体販売はマイクロソフトの定めるライセンスに対して違反となる。しかし、プロダクトキー自体を購入して入手することは違法ではなく、ライセンス違反でしかないようだ。ライセンス違反は企業との合意であるから民事上の問題しか生じないだろうが、著作権法牴触はリスクがある。もっとも、一番リスクを冒しているのは不当なプロダクトキーを販売している出品者たちであるが。
なお、このプロダクトキーを実際に使用してWindows/Officeを完全に動作可能の状態にする行為は、著作権法に抵触する可能性があるようだ。
またパッチによって本来必要な認証をスキップしてしまう行為は、何らかの違法性があると思われる。
いずれにしても、正規の対価を払ってないし、正規の中古品でないソフトはやめておいたほうがいい。

☆ヤフオク!で正規ソフトを購入するには?
そもそも、中古のマイクロソフト製品を正規に手に入れること自体が難しい気がする。
というのも多くの人は正規のサポートを受ける為にユーザー登録を行っている。転売する以上はユーザー登録によって受けられる恩恵も一緒に譲渡すべきだからだ。
それを含めて販売している、或いはユーザー登録をせずに使用しているが、正規品と認めることができるだけの出品者を見極めるべき。
現品写真の無い出品や、定価の1/100などあり得ない破格の値段で売られている物は取り分け注意すべき。
ヤフオク!の相場を見る限り、安くても市場価格の1/4〜1/2が相場では無いだろうか。
要約すると、以下のような物は避けた方が良い。
・極端に安い
・幾つものIDで同一画像で出品している
・大量に同一商品を出品している
・「100%認証可能」などと謳っている
・「正規品」と謳っていながら、ハード構成を変えた場合は認証不可と書いている
・現物画像では無い
・プロダクトキーラベル現物が郵送されない
・質問を取引ナビ上ではなく、メールで問い合わせるように促している
・取引に於いて双方の個人情報を開示しないと謳っている
・怪しいのに評価が極端に良い


☆私が過去に購入したプロダクトキーはこんな結果に
念のため断っておくが、違法と知って購入したのでは無い。
知らずに安易な気持ちで購入したが、案の定不当なキーで使用を諦めたものだ。
@ヤフオク!にて取引ナビで受け取ったWindows8.1Enterpriseのプロダクトキー
win81invalidproductkey.jpg
ご覧の通り、無効だ。
Aヤフオク!にて中国からメディアごと届いたOffice2010Plusのプロダクトキー
office2010invalidproductkey.jpg
一応、一見すると有効と表示されているが、案の定ボリュームライセンスである。
おそらくはどこかの企業が漏らした(漏れた)キーだろうと思われる。
B正真正銘の本物、PCショップで購入したOEM版 Windows7 Ultimate
win7validproductkey.jpg
正規品だから当然"Valid"。

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posted by 美華子愛♪ at 20:50| 福島 曇り| Comment(2) | 詐欺商法・商材・迷惑メール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうもはじめまして。
ヤフオクで見たことがあります。
買いそうになりましたが、止めました。

何で安価で売られているのでしょうかね。

ちなみに、windows8.1(32bit)を買いました。
値段が高かったです(T_T)
Posted by po at 2015年04月20日 23:46
実際の所、Microsoftの対応はどういう形なんでしょうかね。
最近、各所で認証エラーになったなどという話が多いので、キージェネレーターで不正に生成したプロダクトキーをはじくようにマイクロソフトもテコ入れがあったのかが非常に気になります。

自分の周りでも数名不正キーを使っているのです
横目で見てるとやったもの勝ちみたいに問題なく使えてるのを見ると、なんか嫌な感じです。
マイクロソフトが厳しい政策対応して、不正ユーザーが痛い目みてくれ!っと思うのですが・・・・(笑)

最近「不正版キーが2ヶ月で使えなくなった」、などといった内容も目にします。
2chの特定スレなんかを監視する時間もないのであまり情報が集まらないんですけど、もしかしたら最近マイクロソフトさん何か対策立てたのでしょうか?
Posted by N2 at 2015年05月21日 11:22
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